アドオンの署名が完全必須化されるFirefox 44以降でもMozillaによって署名されていないアドオンを使用し続ける方法のご紹介です。
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目次
Firefoxでの未署名アドオンの扱い
不正アドオンからユーザを守るために、Firefoxではアドオンの署名が必須となりました。
現時点(Firefox 43)では、未署名アドオンもオプションを変更することで使用することができるようになっていますが、次期バージョンであるFirefox 44では、このオプション項目も削除される予定となっています。
そのため、Firefox 44以降で未署名アドオンを使用するには、作者にアドオンの署名を求めるか、署名機能が実装されていないCyberfoxなどの派生版に移行する必要があります。
しかし、作者と連絡が取れない場合や、派生版に移行するのが難しい場合があります。
よって、このページでは自分でアドオンに署名を行う方法を紹介します。
アドオンを署名するには
Firefoxアドオンを署名をするには、AMO(addons.mozilla.org)アカウントを取得する必要がありますが、AMOアカウントは簡単に取得できます。
また、これまで署名されたアドオンはAMOで公開されていたのですが、今回の措置を受けて、アドオンの非登録(未公開)を設定することができるようになっています。
非登録の (AMO で配布されない) アドオンは、Mozilla に提出して署名を取得することができますが、不具合の検出・修正中であるため正式発表はされていません。
つまり、メールアドレスされあればアドオンの署名は簡単に行えます。
なお、AMOアカウントとFirefox アカウントは別ものです。
AMOアカウントの作成方法
- AMOユーザ登録ページにアクセス。必要事項を入力し、登録をクリック
- 仮登録が完了
- 登録したメールアドレスに認証用URLが届くのでそれをクリック
- 以上でAMOアカウントの作成は完了です。
アドオンの登録
注意事項
- 署名するにはアドオンファイル(.xpi)が必要です。※
- アドオンによっては署名できない場合があります。
- 既に他のユーザが署名したアドオンと同じアドオンは署名できません。(正確には同じIDのアドオン)
※Firefoxにインストールされたアドオンは、プロファイル内のextensionsフォルダに保存されています。
- AMOアカウントにログインした状態で、トップページのツール▼ → 新しいアドオンの登録をクリック
- Firefoxアドオン配布規約に同意(この規約に同意しますをクリック)
- このアドオンをサイト上に掲載しない(ベータ)にチェック
- ファイルを選択…から署名したいアドオンを選択
- アップロードと検証が完了すると結果が表示されます。あなたのアドオンは自動的に署名されます。(赤線部)と表示されていれば、アドオンの署名が可能です。
下部の続けるをクリックします。
- 続けるをクリック
- アドオンの署名が完了しました。
署名されたアドオンのインストール
署名されたアドオンは、完了画面記載のURLか、管理画面からいつでもダウンロード可能です。
ファイル右横のxxxx.xpiをクリックすれば、通常のアドオンと同様にインストールが行えます。
トラブルシューティング
アドオンの検証に失敗する
アップロードしたアドオンと、同じアドオンが既にAMOで検証されていると考えられます。
アドオンのinstall.rdfファイル内のem:idを変更する必要があります。(方法は後日紹介予定)
2015/12/21
Firefox 44以降でも未署名アドオンを使い続ける方法
http://blog.halpas.com/archives/8387